ただ情報を伝えるだけでなく、自分の体験を織り交ぜて話したほうが、説得力が増すのです。

1. 体験は説得力を増す
事例①
マツダ「相づちを打つと、相手がどんどん話してくれますよ」
相手 「そうなんですか」
事例②
マツダ「相づちを打つと、相手がどんどん話してくれますよ」
相手 「そうなんですか」
マツダ「先日、飛行機に乗ったとき、隣りに座った外国人のおじさんが話しかけてきたんです。ぼくは英語がわからないので、ひたすら相づちを打って聞いていたんですが、彼は1時間半のフライトの間、楽しげにずっと話しっぱなしでしたよ」
相手 「へえ、すごいですね」
ただ単に情報を話すだけだと、説得力がないばかりかリアリティーもなく、薄っぺらな会話になってしまいます。すると、あなたの話に相手は関心を示さず、結果的に何も伝わりません。
さらに、知識を加えると、より客観的な説得力が出ます。
マツダ「うちの炊飯器は、お米がふっくらと炊けるんですよ」(情報)
相手 「そうなんですか」
マツダ「それは、IH機能が付いているからなんです」(知識)
相手 「へえ」
マツダ「それで、実際に炊いて食べてみたら、お米がモチモチした感じになってお茶碗3杯も食べてしまいました」(体験談)
相手 「それはいいですね。私も買い換えようかな・・・」
会話上手な人は、知識を押さえたうえで、自分の体験を語ります。体験談を、より聞き手を惹きつけるものにするためには、知識といった客観的な裏付けも盛り込めると良いでしょう。
2. 日々の行動から体験を意識する

「体験談なんてありません」「エピソードなんてありません」という人は、聞いたことや読んだことをそのままにしているのではないでしょうか。
聞いたことや読んだことを実践する。だからこそ体験談が増えていくのです。
会話を上手に進めるためには、会話をするときのことだけに意識を向けるのではなく、それ以外の日々の時間が大切になってきます。
話すことが楽しくなれば、今まで見落としてしまっていたような、日々の些細なできごとも違って見えてくるでしょう。
体験を大事にしていますか?