視点を変える質問は相手の思考を広げます。

1. 視点を変えてあげる
成績の悪い営業マンの部下に「なんで売れないんだ?」と質問しても、なかなかその答えは出てきません。
「君は、どんな営業マンからモノを買いたい?」と質問すると答えは出てきます。仮に「買ったあとのフォローをしっかりしてくれる」という答えであれば、それに近づくようにできることは何かを考えてもらえばいいのです。
これは、視点を「売り手」から「買い手」に変えた質問です。
自分の中では同じ方向からしか物事を見ることができにくいものです。
違う視点を与えてあげることで会話の幅も広がります。
視点を変えることで、どんないいことがありますか?
2. 視点を変える2つの方法

視点を変える質問の作り方ですが、
時間軸を変える
立場を変える
という2つのやり方があります。
時間軸を変える質問は、
「昔はもっと違う考えだったんですか?」というように、昔はどうだったか? もしくは未来はどうなのか? など、昔や未来にタイムスリップした視点の質問をすることです。
立場を変える質問というのは、1の売り手と買い手の視点の変更のように、他の人だったらどう思うか? という質問になります。
親と子での立場の変更、うまくいっている人とうまくいっていない人との立場の変更など、様々な立場の入れ替えをおこなうことが可能です。
視点を変えるには、どんな質問をしますか?
3. 一緒に体験する

相手の体験談などの話を聴いた時、あなたはどんな気持ちになっているでしょうか?
できれば、その話を聴きながらあなたの頭の中で一緒に体験しているようなイメージを持ってみてください。
もし、それでもイメージがつかなかったところは、質問してみてください。
実際に自分が何かを体験するときは、体だけで体験しているのではなく、五感を通して頭の中でその体験をしているのです。
まるで自分も体験したかのようにイメージすることで、それが共通の出来事になっていき、さらに相手との距離を縮めることができます。
聴いた話を体験することで、得られるモノは何ですか?