自分が置かれた状況や経験値によって、同じ問いかけに対しても、異なる答えが出る場合もあります。
こうした自分の答えをノートなどに記録しておくと、過去と現在の比較を通じ、自分の成長や変化を感じることができます。
否定的、消極的な答えも記録しましょう。

1. 慕われるリーダーになる
理想の上司とはどんな人でしょうか。
自問をして、「この人なら尊敬できる」「この人ならついていきたい」と思う理由を紙に書き出してリストにしてみましょう。
理想の姿が描けたら、次は「自分がそうなるために何ができるか」を考えて、行動にうつりましょう。
・こんなときに!
はじめて部下をもったとき、チームリーダーになったとき。
上司に対してグチしか出ないとき。
ついていきたい上司はどんな人だろう?
2. 問題を発見できる人になる
問題の解決より大事なことは、問題を見つけること。
何が問題かを意識できなければ、トラブルやミスは防げません。「今、自分のまわりにある問題」を自問することで、課題を「見過ごす」から「見つける」姿勢に変わります。
リスクの芽は早めに摘みましょう。
・こんなときに!
自分の行動や時間の使い方に無駄が見られるとき。
作業に対して慣れやマンネリを感じているとき。
今、問題になっていることは何だろう?
3. ゴールを意識する

下の質問例の「明日までに」のところは、「1時間後に」「就業時間の終わりまでに」など、時間的な区切りがつくものであれば何でもOK。
ゴールを設定して「それまでにどうなっていたら最高か」を自問することで、限られた時間で成果を出そうと集中できます。
・こんなときに!
1日のうちに何回でも。
集中力が落ちていると感じたとき。
明日までに、自分はどうなっていたら最高?
4. イライラを解消する
相手の行動や発言にイラッとしたら、そのまま放置せず、「自分は何に怒りを覚えたのか」を冷静に分析。
その多くは、自分の価値観が否定されたり、ないがしろにされたことが原因のはず。「価値観の相違」が納得できれば気が楽になります。
・こんなときに!
他人の言動に怒りを感じたとき。
思うようにいかない物事への苛立ちを感じたとき。
イライラしたポイントは何だろう?
5. 未来を描く

10年後、自分はどんな状態になっていたらうれしいでしょうか。自分自身の未来が思い描けると、今どの行動を選べばいいか判断しやすくなります。
理想がかなった姿をイメージできると、モチベーションも高まります。
・こんなときに!
モチベーションが下がっているとき。
新年、年度はじめなど新たなスタートを切るとき。
10年後の自分は、どうなっていたら最高?
6. 未来につなげる
ただ楽しむためなら「消費」、将来に役立ちつことなら「投資」になります。成長の糧になること、人との縁が深まること、社会によい影響を与えることなど、自分への投資にお金やエネルギーを使っているか? 未来への種まきをしているか? 考えてみましょう。
・こんなときに!
結果を出したいと焦っているとき。
自分がイメージする理想像、成長する姿に近づきたいとき。
自分にどんな投資をしているだろう?
7. 人と助け合う

ひとりでの頑張りには限界があります。
不得意なことに縛られず、得意なことで協力、補完し合える仲間をさがしましょう。ギブ・アンド・テイクの関係が築ければ、仕事の効率も上がります。
そのためにも、自分の得意分野に磨きをかけておきましょう。
・こんなときに!
仕事に行き詰まりを感じたとき。
不得手な物事をスムーズに運びたいとき。
協力者は誰だろう?
8. 物事を前向きにとらえる
仕事やプライベートで、精神的に落ち込むことは誰にでもあります。
それが長引くか、サッと切り替えられるかの分かれ目は、物事のとらえ方ひとつです。
「ここから何が学べるか」を考え、「よい成長のステップになる」と、とらえることが大切です。
・こんなときに!
トラブルや不具合に見舞われたとき。
思うように物事が運ばないとき。
この出来事から何を学べるだろう?