「コミュニティをつくって、自由にビジネスをしたい」
そう考えるあなたのために、コミュニティ構築の秘訣をお伝えしていきます。
1. コミュニティづくりには、人間力が問われる
具体的なコミュニティづくりのノウハウに入る前に、
最も大切なことからお伝えしなければなりません。
それは「コミュニティマインド」について。
つまり考え方・マインドセットができていないと、うまくいかないからです。
コミュニティというと、ビジネス的な側面で語られがちですが、
最初に知っておいてもらいたいことは
「コミュニティづくりには、人間力が問われる」ということです。
人として魅力的になっていくこと。
そして魅力的な関わり合いを持っていくこと。
それをできる人が、いいコミュニティをつくり、育て、ビジネスにつなげることができます。
何かに取り組んでいるのにうまくいかないというときは、
いつでも、土台であるマインドを振り返ってみてください。すべてはそこからです。
人間力を磨くために何ができますか?
2. コミュニティは「弱いつながり」から
最近、「コミュニティ」という言葉は、誰もが普通に使うようになりました。
ビジネスにおいても、「コミュニティがなければうまくいかない」
「コミュニティがあれば集客も簡単で、売上も上がる」という文脈で語られます。
確かにそうかもしれませんが、まずはその前に
「コミュニティとは何か?」という部分を理解しなければ、うまくいきません。
「コミュニティ」と横文字を使うと難しく感じるかもしれませんが、
より理解するために想像してみましょう。
あなた自身の誕生会を開催しようと思ったとき、何人が集まるでしょうか?
ここで集まってくれる人数が、あなたのコミュニティ力です。
誕生日を祝ってくれる人が集まらないのなら、
あなたのコミュニティにも人が集まることはないでしょう。
これでは、ビジネスにおいても集客ができない状態です。
「コミュニティが、これからのビジネスの鍵になる」と言われて、難しく考えてしまうあなたも、
このように誕生会を例にとると、わかりやすいでしょう。
コミュニティとは、つながりから始まること。
ですからコミュニティをつくるということは、誰にとっても必要なことなのです。
どんな弱いつながりをつくりますか?
3. ご縁は広めるものではなく「深めるもの」
ぼくは「ご縁」という言葉をよく使います。
ご縁とは、関わり合いで成り立ちます。つまり関係性のことです。
相手が感じ悪く関わってきたら、こちらも嫌な気分になり、いい関わり方をしたいとは思いません。
反対に、相手が感じよく関わってくれたら、こちらもいい関わり方をしたいと思います。
自然なことです。
この感覚を活用して、「自分がいい関わり方をしたら、相手もいい関わり方をしてくれる」
という状態をつくっていきましょう。
ご縁は広めるものではなく「深めるもの」です。だから、たくさんの人とつながることより、
1人の人とじっくり深く関係性をつくることを大切にしていきます。
強いつながりをつくるには、まずは弱いつながりをつくることです。
弱いつながりがないと、コミュニティはできないからです。
最初は感じよく挨拶する。SNSなら相手の投稿にコメントする。
ただし「いいね!」ボタンを押すだけでは、コミュニケーションには数えません。
コメントで想いを伝える、言葉を交わすことが関わりです。
ここでの重要なポイントは「きっかけは自分からつくる」ということです。
きっかけは待っていてもできません。
だから自分でつくる意識をしましょう。
たとえば普段よく会っているけれど、じっくり話はしていない人に声をかけてみる。
インターネット、SNS上で「この人いいな」と思ったらメッセージを送る。
自らきっかけをつくることが大事です。
いきなり強いつながりをつくろうと思うと大変です。
でも、弱いつながりをつくるなら気が楽です。ぜひ、きっかけづくりをしてみてください。
ご縁を深めるために何ができますか?
つながるきっかけは、自分からつくろう。