まだぼくが本を出すまえのこと。
本を出版したい!と決めてからぼくがしたのは、
自分自身に、たくさんの「魔法の質問」を投げかけることでした。
「どうすれば、たくさんの人に読んでもらえるだろう?」
「役に立つ本を書くにはどうすればいいんだろう?」
「執筆の依頼はどんなふうに来るとうれしいだろう?」
「この本で人生が変わった読者さんが出てきたら、どんな気持ちになるだろう?」
毎日毎日、質問を投げかけていたおかげで、
自分に嘘のない、本当の答えを考えるようになりました。
それから、その答えに基づいて、
行動を起こすようになりました。
それは、「自分から出てきた答え」だからです。
他の方から言われたアドバイスだと
行動が継続しなかったり やる気が起きなかったりします。
本当に身につくのは、自分から出てきた答えだけ。
その結果、想像どおりの結果を得ることができました。
答えは、質問からしか導けない。
優れた質問をすれば、優れた答えが必ず出るのです。

1. 朝ごはんを食べるとき
朝ごはんは、今日のエネルギーのもと。
時間をゆっくりとって、
おいしくいただこう。
今日もごはんを食べられていることに
感謝しながら。
ごはんをつくってくれた人(自分)に感謝しながら。
食材をつくってくれた人に感謝しながら。
ひとくちかみしめるたびに、
感謝しながら食べてみよう。
そうしたら、食べ物だけでなく、
あなたの体も喜ぶかもしれない。
感謝の力は、人を元気にしてくれる。
今日の朝ごはんは、誰に感謝して食べますか?

2. パソコンを立ち上げたとき
パソコンの電源を入れるとき、
まだ立ち上がらないかなと
ずっと画面を見てしまうことが
誰にでもあるはず。
でも、その時間は意識をパソコンからはなして、
身のまわりにある自然に向けてみよう。
窓から見える空の雲でもいい。
部屋の中にある植物でもいい。
遠くに見える風景でもいい。
デジタルな時間を過ごすまえに
アナログな時間をつくっておこう。
神経を使うまえに
ほっとする時間をもっておこう。
機会に触れるまえに
自然に触れておこう。
偏ることなく
バランスをとることで
よりよいものを生み出せる。
パソコンと向き合うまえを、どんな時間にしたいですか?

3. 自信をなくしたとき
初めてのことにチャレンジするとき、
自信がなくなってしまう。
失敗が続くと、自信がなくなっていく。
自信をつけるには、
経験よりも言葉が大事。
うまくできたときをイメージしてみよう。
理想の姿を想像してみよう。
成功した瞬間には、
どんなものが見え、
どんな音が聞こえ、
どんな感覚を味わっているのか。
その情景を紙に書き出してみよう。
紙に書いた文章を読むだけで、
イメージできるくらいのものを。
あとは、それを何度も読んでみるだけ。
自分自身への応援メッセージが
いちばん自信のもとになってくれるはずだから。
自分自身にどんな応援メッセージを伝えたいですか?

4. 明日を楽しみにするために
未来のことを考えると
どうしても不安になってしまう。
でも、未来には
不安だけではなく
楽しいこともたくさん待っている。
そして、
その楽しいことをつくるのは、
あなた。
あなたの明日を
つくることができるのも、
あなた。
明日は、どんな楽しみをつくろう?
忙しい1日の中にも、
楽しみを盛り込んでみよう。
きっと楽しい1日になるはずだから。
明日はどんな楽しいことをつくりますか?
