自分がやっていることが不自然ではないか、ちゃんと自然の流れに沿った選択をしているか、ということをチェックしています。
本当は少ししかつくれないのだけれど、儲かるからもっとたくさんつくろうとするのも、自然に逆らっているといえます。

1. 一番意識している宇宙の法則
無理を続けていると、いずれどこかにひずみが来て、やっていることを継続できなくなったり、トラブルにつながったりする可能性が高まります。
「やるべきこと」だけに気を取られていると、やることばかりがどんどんたまって、結果的に無理が生じてしまいます。とは言うものの、日々忙しく仕事をこなしていると、どうしても無理を重ねてしまいがちです。
そんなときには、「やめてもいいことは何かないか?」考えてみましょう。
先週やらなくてもよかったことは何ですか?
2. やめることがあるから新しいことに挑戦できる

プルデンシャル生命保険のトップ営業マンの高塚伸志さんは、1週間に1度、手帳を見ながら「先週やらなくてもよかったことは何だろう?」という質問を自分に投げかけます。
仕事のやり方はどうだったか、あの会議は必要だったか、チェックしていきます。
人間の体は、常に細胞が入れ替わっているので、元気でいられます。これを新陳代謝と言いますが、仕事にも新陳代謝が必要です。
「新しいことにトライするためにも、やらなくていいことを見つけて、やめることを習慣にしています。ちなみに、今週やめたのは、ある会合の2次会に行くことです」と高塚さんは言います。
ドラッカーも、組織は資源が限られているので、顧客に満足を与えなくなった事業などを体系的に破棄する必要があることを説いています。これは人に関しても言えることです。
限られた時間、能力をどこに集中的に投入するかで、成果も変わってきます。
始める力よりも大切な力。それは「やめる力」です。やめるには勇気がいるし、不安もあるでしょう。でも、何かをやめないと、新しいことに力を集中できません。
「ある会合の2次会に行かない」のように、まずは小さなことで、やめてもいいことを考えてみてください。
あなたが無理をしていることは何ですか?