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自分探しトラベル

まだ見ぬ自分を知るための旅

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ドライブ旅

車で旅すると、暮らしが続いていく。1か月のドライブ旅で出会った2つの街

2026年8月27日

パリに帰ってきました。

長い長いドライブ旅が、終わったんです。
気づけば1か月。

そんなに経った気がしない。
この場所を出て、1日くらいしか過ごしていないような感覚。

出典:ポッドキャスト「ライフトラベラーカフェ」
cafe.247 1か月のドライブ旅を終えて
▶ エピソード全文・音声はこちら → Listenで聴く

1. 地図をダーツのように見て、決める

妻にとって一番の思い出は、偶然見つけた小さな街だったそう。

その日の宿は、いつも地図から決める。
ホテルを一軒ずつ細かく見ていくのではなく、地図をダーツのように眺めて「このあたり」と指す。

そうやって選ぶと、毎回おなじ宿に行き着いた。

1回見つけて「ここ、いいな」と思った。
でも部屋が狭いかもしれない、スーツケースもあるし、と考えて、ほかも探してみる。

また地図をダーツで見る。すると、またそこ。
3回おなじところに戻ってきて、「もうここだね」となった。

地図の細かいところは見ていないのに、指はおなじ場所を指す。
そういうの、大事にしたほうがいい。

魔法の質問
考える前に、あなたが最初に指さした場所はどこですか?

2. 入ると、スーッとする街

その街だけ、明らかに雰囲気が違った。

入った瞬間に、気持ちがよくなる。
スーッとする、としか言いようがない感じ。

分かりやすい例をひとつ。

ぼくは8年間、iPadで対戦ゲームをやっています。
最後まで生き残るタイプのゲームで、1試合30分。仕事のあとにリラックスするためにやっている、はずのもの。

ところが終わったあと、決まって手足が冷たくなっている。
息を止めて、前のめりで集中しているから。

「これは本当にリラックスなのか」と妻は思っていたらしい。
ぐっと我慢して見守ってくれていたそう。

その街にいるあいだ、ぼくはそのゲームをしなくなった。
なんとなく、やる気にならない。

あとで宿と街のことを調べてみたら、理由がわかった。
泊まっていたのは、修道院をリノベーションした建物。まわりには美しい教会がいくつもある。

祈りの街だった。
ルルドほど大きくはないけれど、いろんな人がお祈りに来る場所。

小さな街なのに人が多いな、とは思っていた。

あまりに居心地がよくて、南へ向かうときと、南からパリへ帰るとき、2回立ち寄った。
おなじ場所に戻るのは、ぼく達にしては珍しいこと。

魔法の質問
そこに入ると、力が抜ける場所はどこ?

3. ハートマークをつけていた店に、たどりつく

旅の中のぼくの一番は、ぶどう畑の街。サンセールです。

360度、見わたすかぎり畑。
そして、ワインがこんなに美味しいのかと、初めて思った。

白ワインの産地として有名なところらしい。

ここも小さな街で、日本人はまったく見かけない。
アジアの方も、たぶんいなかった。

そこで入ったレストランの話が、また面白い。

妻は、どこに泊まるか決まっていない段階から、地図をながめていた。
このあたりの街に、ぼくが喜びそうな店はないかな、と。

気になった一軒に、ハートマークをつけていたらしい。
そしてサンセールに着いて、「ここのレストラン、よさそうじゃない?」と開いたら、ちょうどハートがついていた。

しかも入ってみたら、日本人のご夫妻が経営されている店だった。
1か月の旅で、初めて出会った日本の方。

「どうしてここに来たんですか」「どなたかのご紹介ですか」と聞かれるくらいの場所で、です。

あんまり気に入ったので、帰り道にもう一度寄ろうかと思った。
妻に言わずに、知らないふりして。

結局、帰りのルートが違ったので叶わなかったのだけれど。

この2つの街は、車の旅じゃなかったら絶対に出会えなかった。
飛行機で行っていたら、まず降り立たない場所。

魔法の質問
まだ決めていないうちから、あなたが心に印をつけているものは?

4. 旅ではなく、暮らしが続いていく

車の旅は、想像以上に便利でした。

運転は大変だと思う。
でも、ぼく達がしているのは旅というより暮らしだから、車がとても合っていた。

どこへ行っても、家を借りて、そこで暮らしが始まる。
暮らしの道具は、行くたびに増えていく。

使いきれなくても、どうせ次の家で使う。
トイレットペーパーも、炭酸水も、そのまま積んで運べばいい。

家ごと引っ越していくようなもの。
飛行機の旅では、これはできない。

飛行機だと「旅」という感じがする。
車だと、暮らしを続けられる。

高速道路には、キャンピングカーがたくさん走っていた。
あれもきっと、おなじ理由なのだと思う。

ぼく達は、家を借りてそこを自分たちの家にしていくほうが好き。
だから車がちょうどいい。

魔法の質問
あなたが移動しても手放したくない、暮らしの一部はなんですか?

5. 子どものころの週末が、いまにつながっていた

意外に楽しかったのが、サービスエリア。

何かと寄りたくなる。
どんなものが売っているのか、見てみたくなるんです。

ぼくは、マクドナルドの印があるかどうかを毎回聞いていた。
その印があるところは大きくて、いろいろ揃っているから。

ぼく達が行くのはマイナーな地域が多いので、大きいところばかりではない。
それでも、けっこうあった。

運転が苦手な人にとって、あれはオアシス。
妻にとっては、そういう旅そのものが、子どものころの遊びだったそう。

週末になると、家族5人で必ず出かけていた。
ドライブして、道の駅に寄って、何か食べたり飲んだりして、またドライブして、ご飯を食べて帰る。

それが、ずっと楽しみだった。
あの時間で充電していたのだと思う、と言っていた。

だから今回の車旅が、自分にすごく合っていたし、懐かしくもあったらしい。

ぼくには、その経験がなかった。
だから今回、初めて味わったことがたくさんあった。

旅というと、知らない土地と新しい出会いをイメージする。
でも今回は、再会も、いつもの場所も含まれていた。

そのバランスが、よかったのだと思います。
かけがえのない1か月でした。

魔法の質問
子どものころ、あなたが夢中になっていた週末の過ごし方は?

Filed Under: ライフスタイル, 旅 Tagged With: ライフトラベラー, 直感, フランス, ドライブ旅, 暮らし方, サンセール, 車旅

毎年おなじ家に帰る。どこにいても「ホーム」になる暮らし方

2026年8月20日

南フランスの小さな村、アンスイに来ています。

滞在して、もう4日目。
「早いね」と、ふたりで顔を見合わせる。

知っている人は知っているのだけれど、この村にはもう3、4年、毎年来ています。
しかも、毎年おなじ家に。

出典:ポッドキャスト「ライフトラベラーカフェ」
cafe.246 南仏アンスイでの日々
▶ エピソード全文・音声はこちら → Listenで聴く

1. 置いていったものが、引き継がれていた

面白いことがある。

妻は、滞在した家をきれいに整えていく人。
1回目に来たときも、家の中をすっかり整えて、仲良くなったオーナーさんに、いくつかのものを置いていった。

浄水ポットが、まだ大切に使われていた。
水を買いに行くのが大変だからと置いていった、あのポット。

その前に贈ったうちわも、そこにあった。
「あれ、うちのなんです」と妻が笑う。

整えていった形が、そのまま次の年に残っている。
自分たちの残していったものが、その家の一部になっていく。

それが、なんとも嬉しい。
他人の家に泊まっているというより、帰ってきた、という感覚になる。

魔法の質問
あなたが去ったあとに、残していきたいものはなんですか?

2. 場所より、その場所をつくっている人との相性

世界中いろんな家に泊まってきたけれど、ここはなかなかのベスト物件。

家そのものももちろんいい。
でも、それ以上に大きいのは、その家をつくっている人との相性だと思う。

ここがぴったり合うと、1回目より2回目、2回目より3回目と、どんどん心地よくなっていく。

ぼく達が去ったあとの状態を、オーナーさんが喜んでくれる。
喜ぶポイントが、おたがい一緒。だから次に来たとき、その先を用意してくれている。

そうやって、家が毎年進化していく。

おかげで、予約もなかなか取りにくくなってきた。
来年のぶんは、早めに押さえないと。

魔法の質問
「また会いたい」と思える人と、あなたはどんな喜びを分かち合っている?

3. 「ホームに帰りたくならないんですか?」

たまに、そう聞かれる。

ホームという言葉は、あまりしっくり来ない。
ホームは、いつもここにあるから。

ただ、あの家の空気とか、あの土地の感覚を、ふと思い出すことはある。
愛しくなって、「また行きたいな」と恋しくなる。

それはホームシックとは、少し違うもの。
帰る場所がひとつだけではなく、いくつも増えていく感覚に近い。

この家でぼくが好きなのは、午前中の時間。

3階のベランダで、外を見ながら何かをしている。
それだけの時間が、なんとも好き。

妻は妻で、目が覚めるとすぐ、すべての部屋の窓を全開にしに行く。
一番はじめに向かうのが、3階。ドアを開けて景色を見て、朝の風を浴びるのが大好きなのだそう。

この家にいると、なぜか毎回クリエイティブになる。
今回も、毎日いろいろと作っている。

オーナーさんがアーティストで、家の中にスタジオがあるからかもしれない。
場所には、そこにいた人のエナジーが残っている。

魔法の質問
あなたが自然とクリエイティブになれるのは、どんな場所にいるとき?

4. ケーキと、ラベンダーのオイル

この村での楽しみは、ケーキタイム。

近所のケーキ屋さんが、とにかく美味しい。
先日は、ふたりしかいないのにケーキを3つ買ってきた。

しかも妻は、一番食べたいケーキだけは、あえて買わずに帰ってきたらしい。
楽しみに取っておきたいから、とのこと。

だから、買いに行かなければいけない。
定休日だったら泣いてしまう。

もうひとつの楽しみが、隣町のルールマランで買うラベンダーのボディオイル。

香りがすばらしくて、去年持ち帰ったぶんをもったいなくて使えずにいた。
今回は思い切って2本買いました。

パリでも簡単に買えるだろうと思っていた。南フランスのものだし、と。
ところが探してもなかなか見つからない。似たものはあっても、あれではない。

ここに来て、あれを買って、使う。
その瞬間に「ああ、これこれ」となる。

滞在中にもう一度、追加を買いに行こうと思っています。

魔法の質問
その土地に行かないと味わえない、あなたの「これこれ」は?

5. 外から眺めるのも、また嬉しい

今夜は、友人に誘われて夕食へ。
アンスイのお城が見えるレストランなのだそう。

この村は、暮らすのも好きだけれど、外から眺めるのもいい。
ドライブの帰り道、遠くにアンスイが見えてくると、それだけで嬉しくなる。

一番はじめに来たとき、丘の上に小さなお城のようなものが見えた。
「あんなところに行ってみたいね」と話していた。

そうしたら、泊まる場所がまさにそこだった。
あのときの驚きは、いまでも覚えている。

行きたいと思った場所に、気づけばいる。
そんなご縁が続いていることが、ただありがたい。

今日はアンスイの暮らしから、お届けしました。

魔法の質問
いつか行ってみたいと話していた場所は、どこですか?

Filed Under: ライフスタイル, 旅 Tagged With: 働き方, ライフトラベラー, 南フランス, ドライブ旅, 暮らし方, アンスイ, ホーム

美食の街リヨンへ。いろんな感覚を持つことが、自分を整える

2026年8月13日

リヨンに行ってきました。

と言ったら、妻に笑われた。
「小学生の夏休み日記みたいな始まりだね」と。

しょうがない。小学生みたいに、心が弾む休日だったのだから。

いまぼく達は、リヨンから滞在先の村へ帰るドライブの途中。
その車内から、今日はお届けしています。

出典:ポッドキャスト「ライフトラベラーカフェ」
cafe.245 リヨンの休日
▶ エピソード全文・音声はこちら → Listenで聴く

1. 美食の街、リヨンへ

リヨンに行こうと思ったのには、理由がある。

最近出会うシェフから「昔、リヨンで修行していてね」という話を、何人からも聞いた。
そんな街は、どんなところなのだろうと感じたから。

行ってみたら、美味しかった。
さすが、美食の街。

ランチに入ったのは、野菜を主役にしたレストラン。
お肉やお魚も出るのだけれど、それはお野菜を引き立たせるための脇役。

ぼく達が頼んだのはテイスティングメニューで、スターターからメイン、デザートまで、全部で10品ほど。
「少しずつ出てきますよ」と言われたのに、1品1品がしっかりした量で、届くたびにふたりで顔を見合わせた。

そのひと皿ひと皿が、本当に手が込んでいる。
まず見た目が美しい。それだけじゃなく、味や食感や温度のバランスが素晴らしい。

お店の世界観をまるごと感じられる、素晴らしいコースだった。
それで1人45ユーロほど。日本の感覚で言えば、5,000円しないくらい。

街並みも美しかった。
大きな聖堂があって、道はごちゃごちゃしていなくて、歩きやすい。暑くなければ、もっと散歩したかった街。

魔法の質問
あなたが「行ってみたい」と思う街は、誰のどんな話から生まれた?

2. 小さな集落の暮らしに、街の空気を混ぜる

いまぼく達が滞在しているのは、村とも言えないくらい小さな集落。

だからこそ、リヨンの街の雰囲気が、ものすごくリフレッシュになった。
高速に乗れば30分ちょっとで来られる距離なのに、流れている空気がまるで違う。

静かな集落の暮らしと、賑わう街の空気。
そのどちらも味わうことで、自分のバランスが整っていく。

ひとつの場所、ひとつの感覚だけで暮らしていると、知らないうちに固まってしまう。
いろんな感覚を持っておくことは、自分を整えるためにとても大切なこと。

小さな町や村へ、毎日ランチがてらドライブする。
それがいまのぼく達のリフレッシュになっています。

魔法の質問
いつもと違う感覚を取り入れるなら、どこへ行ってみる?

3. ふたりでライブ配信をした夜

先日は、妻とふたりでライブ配信をした。

妻の質問力が冴えに冴えていて、話しているぼくも楽しかった。
気づけば1,000人以上の方が見てくれていて、ふたりで少し驚いた。

面白かったのは、コメントをくださる方だけでなく、画面の向こうで見てくれている方たちのエナジーまで感じられたこと。
後からコメントを全部読ませてもらったら、柔らかくて、温かくて、ワクワクした気持ちが伝わってきた。

話したのは、自分らしいビジネスをつくってきた、ぼく達自身の振り返り。
歩みを4つの段階に分けて話してみたのだけれど、そんなふうに整理して考えたことは今までなかった。

誰かに届けようとすることで、自分たちの歩みが整理される。
話しながら、ぼく達自身がいちばんの受け取り手だったのかもしれない。

この内容は、もっと分かりやすく短くまとめて、改めて届けられたらと思っています。

魔法の質問
これまでの歩みを段階に分けるとしたら、いまは第何章?

4. ドライブが、自分を整えてくれる

車の旅も、2週間ほどになった。
28日間の旅の、ちょうど折り返し地点。

妻は、ドライブそのものがリフレッシュになるという。子どもの頃、乗り物酔いをしやすかったのに、お父さんに隣町まで夜のドライブに連れて行ってもらうのが好きだったそうだ。

たった30分。それでも、風を浴びて、窓から顔を出して、音楽を聞いて。
「それだけで自分が整うのよ」と。

何をするでもない移動の時間が、その人を整えることがある。
この車旅の日々は、妻にとってそれが毎日できる時間になっているらしい。

ちなみにいま、隣の助手席では、妻が秘密兵器に身をくるんでいる。

フロントガラスの内側に置く、あの銀色のアルミシート。
こちらの日差しはあまりに強くて、走っているだけで体力を奪われる。
だから駐車中は車に、走行中は妻に。シートが2役をこなしている。

銀色にくるまった妻いわく、「これでだいぶ体力が持つんだよね」。
旅の知恵は、こうして増えていく。

旅の後半も、道中からお届けしていきますね。

魔法の質問
あなたを整えてくれる「何をするでもない時間」は、なんですか?

Filed Under: ライフスタイル, 旅 Tagged With: 働き方, ライフトラベラー, 南フランス, ドライブ旅, 暮らし方, リヨン, 美食

行き先を決めない旅と、森がくれた修復の時間

2026年8月6日

いまぼく達は、走っている車の中。

どこから、どこへ?
答えは「知らない町から、知らない町へ」。

いま自分がどこを走っているのかも、正直よくわかっていない。

妻とふたり、パリを出て南フランスへ向かうドライブ旅を始めたところだ。
目的地はある。でもそこまでの道のりは決めすぎず、地図を見ながらダーツのように、気の向くままに進んでいく。

そんな旅の途中から、今日はお届けしています。

出典:ポッドキャスト「ライフトラベラーカフェ」
cafe.244 フランスドライブ旅のはじまり
▶ エピソード全文・音声はこちら → Listenで聴く

1. 車の旅が、いちばん心が楽になる

運転は、正直に言うと苦手。15分でも嫌になる。
それでも昨日は2時間、今日はもう3時間ほどハンドルを握っている。休み休みだけれど。

それでも車の旅は、飛行機よりずっと気持ちが楽。
荷物の重量や個数をいちいち気にしなくていい。

いつもは重さや数を数えるような生活をしているから、それをしなくていいだけで、ふっと肩の力が抜ける。

そして、ふたりだけの空間だということ。
誰にも気をつかわない分、不思議と疲れにくい気がする。

フランスは特にそうなのだけれど、パリから30分も車を走らせれば、景色がまるで違う。
見わたすかぎりの麦畑やトウモロコシ畑。その広大な景色を見ているだけで、心が広がっていく。

だから車の旅は、毎年すごく好きなのだ。

魔法の質問
あなたが「肩の力が抜ける」のは、どんな移動のとき?

2. 17世紀のファームハウスで、久しぶりに自然の中で眠る

昨日泊まったのは、パリから2時間ほど走った森の中にある、小さな宿だった。
17世紀のファームハウスを買い取って、宿泊もできるカジュアルなコース料理も出す、そんな場所。サウナがあって、プールがあって、本当に「森の中」という言葉そのままのところだった。

久しぶりに、自然の中で眠った気がする。
ずっとパリの、それも街の真ん中に暮らしているから、外の夜の空気の匂いや、朝の空気の匂いが、たまらなくいい香りに感じられる。

その匂いをできるだけ体に入れておこうと思って、夜中に起きては窓を開けて外の空気をくんくんと吸い、朝方にもまた起きてくんくんと吸っていた。
妻に笑われたけれど、それくらい、自然の空気が愛おしかった。

魔法の質問
最後に、自然の匂いを深く吸い込んだのはいつ?

3. Wi-Fiのパスワードは「デジタルデトックス」

その宿には、面白いことがあった。
Wi-Fiのパスワードが「デジタルデトックス」だったのだ。

パスワードを入力している時点で、「なんだかすみません」、という気持ちになる。

ところが、本当に繋がらなかった。
前日に車がクラッシュして、その影響でWi-Fiの機器まで壊れてしまったらしい。

おかげで携帯の電波も通じず、ぼくらは本当の意味でのデジタルデトックスをすることになった。

でもそれは、たぶん今のぼくらにいちばん必要な時間だった。
今月は本当に忙しくて、ずっと頭を動かし続けるような日々だったから。

自然の静けさの中で、たった1泊。
それなのに、ものすごく修復された感じがあった。自然の力はすごい。

ふたりで、心からそれを感じた夜だった。

魔法の質問
もし1日だけ電波が届かなかったら、あなたは何をして過ごす?

4. 行き先は、Google マップに任せて

今日も次の町へ向かっている。
途中でリフレッシュがてら、ある街に降りてみた。

かのジャンヌ・ダルクゆかりの街だという。

そこでたまたまお茶をした店が、豆から淹れるコーヒー屋さんで、なんと店名が日本語だった。
店内には日本のものもたくさん並んでいて、聞けばオーナーが数年前に日本に住んでいて、日本が好きなのだという。

思いがけない出会いに、すっかりリフレッシュしたありがたい時間だった。

今日の宿が何という街にあるのかも、実はよくわかっていない。
ただGoogleマップに導かれるまま、車を走らせている。

旅なんてそんなもの。

しかも、その次の宿はまだ決めていない。
明後日からは、また地図を広げてダーツのように行き先を決めていく。

この旅は28日間ほど続く予定。だからこれからも、道中でラジオでお届けしていこうと思う。

目の前で畑を耕すトラクターが土埃を舞い上げる。
その土埃の中を「急げ、急げ」と抜けていく。

決まっていないことばかりだけれど、決まっていないからこそ、ひとつひとつの出会いが際立つ。
行き先を決めない旅は、そういう豊かさを連れてくる。

魔法の質問
あなたの人生に、あえて「決めない余白」をつくるとしたら?

Filed Under: ライフスタイル, 旅 Tagged With: 暮らし方, 自然, 働き方, ライフトラベラー, デジタルデトックス, 南フランス, ドライブ旅

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プロフィール


マツダミヒロ

質問家。「魔法の質問」主宰。
時間と場所にとらわれないビジネススタイルで世界を旅するライフトラベラーでもある。 各国で「自分らしく生きる」講演・セミナー活動を行う。 著書は国内外で35冊を超え、年間300日は海外に滞在。

独自のメソッドの「魔法の質問」は世界各国に広がりインストラクターは5,000人を、 メルマガの読者は5万人を超える。 NHKでも取り上げられた「魔法の質問学校プロジェクト」では、ボランティアで世界各国の学校へ訪問。

『質問は人生を変える』(きずな出版)『賢人たちからの運命を変える質問』(かんき出版)ほか著書多数。
→著書をチェックする(Amazon)

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