以前、「感情は選べる」ということを書きましたが、
ここではまさにイライラしたときに、
ほかの感情を選ぶための質問をしましょう。
1. イライラを落ち着かせるためのステップ
まず、深呼吸をして負の感情がエスカレートするのを
止めます。
それから①から順番に質問をしてみてください。
①「今はどんな気持ち?」
②「どんな気持ちになりたい?」
③「その気持ちになるために何をしたらいい?」
まず①で自分をイライラさせている対象から、
自分の気持ちに意識を向けましょう。
具体的に言うと、
「子どもがグズグズ泣いている」「ゲームをやめない」
といった状況から、自分の内面に意識を向けて、
イライラしている感情を言葉にします。
続けて②の質問をしましょう。
イライラの感情を手放したいけれど、
その代わりにどんな感情がほしいのか考えます。
「ほっとしたい」「笑いたい」など、
自分が心地よくなる感情なら何でもOKです。
それから③の質問で、
そうなるためにはどんな行動をとればいいのか考えます。
紙に書き出してもいいでしょう。
「ハーブティーを飲む」「ベランダに出て外を眺める」
「お笑い番組を見る」など考えてみてください。
その作業をしているだけで気持ちが落ち着いてくる
こともあります。
2. 手持ち札は複数持とう
イライラを落ち着かせる方法を決めたら、
次からイライラしたときには手持ち札を
片っ端から実践していきましょう。
そのときたまたまハーブティーをきらしていることもありますから、
手持ち札は複数あった方がいいのです。
イライラが落ち着いたところで、子どもに
「どんな嫌なことがあるの?」
「ゲームは何時までやる?」
「そのあと何をしたらいいと思う?」
といった魔法の質問をしてみてください。
子どもはきっと質問に答えてくれると思います。
・今はどんな気持ち?
・どんな気持ちになりたい?
・その気持ちになるために何をしたらいい?