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美しい街に、自分を置いてみる。パリの路地で写真を撮ってもらった日

2026年9月17日

今日は、パリの街の中で写真を撮ってもらってきました。

撮られるのは、ぼく。
撮ってくれたのは、春にもお願いしたフォトグラファーで、今回が2回目です。
そして妻は、スタイリスト兼プロデューサーとして同行してくれました。

帰ってきて、ふと思ったのです。
ぼく達、自分たちでは写真ってほとんど撮っていないな、と。

出典:ポッドキャスト「ライフトラベラーカフェ」
cafe.249 パリの街で写真を撮ってみよう
▶ エピソード全文・音声はこちら → Listenで聴く

1. 今を生きていると、写真は撮れない

そういえば妻は以前、毎月写真を撮ってインスタに上げる、と言っていたはず。
そう聞いてみると、妻は「それは現在地の話」と笑います。

いまのぼく達は、住む場所も過ごす場所も、刻一刻と変わっていく。
だから記録するより先に、今を生きている。

妻いわく、生きるのに精一杯で、写真を撮るところまでたどり着かないのだそう。

これは、ぼくもよく分かります。
今を残しておきたい、と思う瞬間は確かにある。

けれど本当に今を生きていると、次の瞬間にはもう次の今が来ている。

カメラを向けているあいだに、今が通り過ぎていく。
ふたりで話しながら、写真が少ない理由は案外そこにあるのだと思いました。

魔法の質問
いま、残しておきたい「今」はなんですか?

2. 「撮ります」と言われると、どこを向けばいいか分からない

では、撮られるのはどうなのか。
好きか嫌いかで言ったらどっち?と妻に聞いてみました。

答えは「慣れていない」。

家族や友達と記念写真を撮るくらいなら、何とも思わない。
苦手なのは、20代後半あたりから必要になってきたプロフィール写真のほうだと言います。

「はい、あなたを撮ります」と構えられると、カメラのどこに向かえばいいのか分からなくなる。
知らない間に撮られているくらいが、ちょうどいいのだそう。

それはもう盗撮では、と返したら、自然でいいじゃない、と妻。

思い返せば、ぼく達の結婚式の写真も、家族が撮ってくれたiPhoneの1枚だけ。
それも、妻が気づかないうちに撮られた写真です。

一緒に写真を撮ってください、と声をかけてくださる方もいて、それは本当にありがたいこと。
ただそのときも、「私でいいんですか」という気持ちと緊張で、どんな顔をしていいか分からなくなる、と妻は言います。

魔法の質問
あなたがいちばん自然な顔になれるのは、誰といるときですか?

3. 「自然に歩いてください」がいちばん難しい

そして今日は、ぼくが撮られる側。
横で見ていた妻に、どうだった?と聞いてみました。

ぼくが1人で撮られていると、どんな表情をしていいか、どこを見ればいいか分からない瞬間がけっこうあったそう。
「自然に歩いてください」と言われて、めっちゃ不自然に歩いていた、とも。

言い訳をさせてもらうと、自然に歩けと言われて自然に歩ける人は、そう多くないはず。
カメラを向けられた瞬間に、顔も体も少しずつ硬くなる。

そこで妻は、カメラの側にまわってくれました。
ぼくを笑わせたり、普通に話しかけたり。
そうすると、いつもの顔がふっと出てくるのだと妻は言います。

カメラに向かって素のままでいるのは、やっぱり難しい。
だからこそ、隣で空気をほどいてくれる人の存在が大きいのだと思います。

魔法の質問
あなたの肩の力を、ふっと抜いてくれる人は誰ですか?

4. 撮られるより、撮るほうが向いている

撮影を見ていて、妻は自分のことにも気づいたようです。
「私は、撮るほうが向いているかも」

この構図で、この表情で、この角度とこの光で撮ったら素敵だろうな。
そんな絵が次々に浮かんできて、ついちょこちょこスタイリングしたくなるのだそう。

ただ、自分のことはスタイリングできない。
以前、妻のプロフィール写真を撮ったときは、風で髪が大変なことになりました。
本人いわく、あれはボサボサではなくペッタンコ、らしいですが。

撮られる人と、撮る人と、整える人。
それぞれがそろうと、写真はずいぶん変わる。

今日はそのありがたさを、撮られる側として実感した1日でした。

魔法の質問
あなたが「整えたくなる」のは、どんな場面ですか?

5. 美しい街に、自分を置いてみる

今回撮ったのは、観光地ではありません。
人が集まりすぎない街中や、路地の小さなカフェ。

ぼくは、それがいちばんパリらしい景色なのではないかと思っています。

日本からパリに来る方も多いと思います。
観光地のスナップもいいけれど、パリの日常のスナップもおすすめです。

パリは、どこを切り取っても絵になる街。
その美しさの中に自分を置いて、写真を撮ってもらう。
すると、自分に対する感じ方や受け取り方が、少し変わってくると思うのです。

出来上がりが、いまから楽しみ。

怒涛の1週間を終えて、ぼく達はまもなく船の旅に出ます。
次は海の上からお届けできたら。

電波が届かなかったときは、どこかの海でぷかぷか浮かんでいるのだと思っていてください。

魔法の質問
あなたを、いちばん美しい景色の中に置くとしたら、どこですか?

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Filed Under: ライフスタイル, 旅 Tagged With: 写真, ライフトラベラー, 夫婦, 自然体, パリ, 撮影

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プロフィール


マツダミヒロ

質問家。「魔法の質問」主宰。
時間と場所にとらわれないビジネススタイルで世界を旅するライフトラベラーでもある。 各国で「自分らしく生きる」講演・セミナー活動を行う。 著書は国内外で35冊を超え、年間300日は海外に滞在。

独自のメソッドの「魔法の質問」は世界各国に広がりインストラクターは5,000人を、 メルマガの読者は5万人を超える。 NHKでも取り上げられた「魔法の質問学校プロジェクト」では、ボランティアで世界各国の学校へ訪問。

『質問は人生を変える』(きずな出版)『賢人たちからの運命を変える質問』(かんき出版)ほか著書多数。
→著書をチェックする(Amazon)

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