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毎年おなじ家に帰る。どこにいても「ホーム」になる暮らし方

2026年8月20日

南フランスの小さな村、アンスイに来ています。

滞在して、もう4日目。
「早いね」と、ふたりで顔を見合わせる。

知っている人は知っているのだけれど、この村にはもう3、4年、毎年来ています。
しかも、毎年おなじ家に。

出典:ポッドキャスト「ライフトラベラーカフェ」
cafe.246 南仏アンスイでの日々
▶ エピソード全文・音声はこちら → Listenで聴く

1. 置いていったものが、引き継がれていた

面白いことがある。

妻は、滞在した家をきれいに整えていく人。
1回目に来たときも、家の中をすっかり整えて、仲良くなったオーナーさんに、いくつかのものを置いていった。

浄水ポットが、まだ大切に使われていた。
水を買いに行くのが大変だからと置いていった、あのポット。

その前に贈ったうちわも、そこにあった。
「あれ、うちのなんです」と妻が笑う。

整えていった形が、そのまま次の年に残っている。
自分たちの残していったものが、その家の一部になっていく。

それが、なんとも嬉しい。
他人の家に泊まっているというより、帰ってきた、という感覚になる。

魔法の質問
あなたが去ったあとに、残していきたいものはなんですか?

2. 場所より、その場所をつくっている人との相性

世界中いろんな家に泊まってきたけれど、ここはなかなかのベスト物件。

家そのものももちろんいい。
でも、それ以上に大きいのは、その家をつくっている人との相性だと思う。

ここがぴったり合うと、1回目より2回目、2回目より3回目と、どんどん心地よくなっていく。

ぼく達が去ったあとの状態を、オーナーさんが喜んでくれる。
喜ぶポイントが、おたがい一緒。だから次に来たとき、その先を用意してくれている。

そうやって、家が毎年進化していく。

おかげで、予約もなかなか取りにくくなってきた。
来年のぶんは、早めに押さえないと。

魔法の質問
「また会いたい」と思える人と、あなたはどんな喜びを分かち合っている?

3. 「ホームに帰りたくならないんですか?」

たまに、そう聞かれる。

ホームという言葉は、あまりしっくり来ない。
ホームは、いつもここにあるから。

ただ、あの家の空気とか、あの土地の感覚を、ふと思い出すことはある。
愛しくなって、「また行きたいな」と恋しくなる。

それはホームシックとは、少し違うもの。
帰る場所がひとつだけではなく、いくつも増えていく感覚に近い。

この家でぼくが好きなのは、午前中の時間。

3階のベランダで、外を見ながら何かをしている。
それだけの時間が、なんとも好き。

妻は妻で、目が覚めるとすぐ、すべての部屋の窓を全開にしに行く。
一番はじめに向かうのが、3階。ドアを開けて景色を見て、朝の風を浴びるのが大好きなのだそう。

この家にいると、なぜか毎回クリエイティブになる。
今回も、毎日いろいろと作っている。

オーナーさんがアーティストで、家の中にスタジオがあるからかもしれない。
場所には、そこにいた人のエナジーが残っている。

魔法の質問
あなたが自然とクリエイティブになれるのは、どんな場所にいるとき?

4. ケーキと、ラベンダーのオイル

この村での楽しみは、ケーキタイム。

近所のケーキ屋さんが、とにかく美味しい。
先日は、ふたりしかいないのにケーキを3つ買ってきた。

しかも妻は、一番食べたいケーキだけは、あえて買わずに帰ってきたらしい。
楽しみに取っておきたいから、とのこと。

だから、買いに行かなければいけない。
定休日だったら泣いてしまう。

もうひとつの楽しみが、隣町のルールマランで買うラベンダーのボディオイル。

香りがすばらしくて、去年持ち帰ったぶんをもったいなくて使えずにいた。
今回は思い切って2本買いました。

パリでも簡単に買えるだろうと思っていた。南フランスのものだし、と。
ところが探してもなかなか見つからない。似たものはあっても、あれではない。

ここに来て、あれを買って、使う。
その瞬間に「ああ、これこれ」となる。

滞在中にもう一度、追加を買いに行こうと思っています。

魔法の質問
その土地に行かないと味わえない、あなたの「これこれ」は?

5. 外から眺めるのも、また嬉しい

今夜は、友人に誘われて夕食へ。
アンスイのお城が見えるレストランなのだそう。

この村は、暮らすのも好きだけれど、外から眺めるのもいい。
ドライブの帰り道、遠くにアンスイが見えてくると、それだけで嬉しくなる。

一番はじめに来たとき、丘の上に小さなお城のようなものが見えた。
「あんなところに行ってみたいね」と話していた。

そうしたら、泊まる場所がまさにそこだった。
あのときの驚きは、いまでも覚えている。

行きたいと思った場所に、気づけばいる。
そんなご縁が続いていることが、ただありがたい。

今日はアンスイの暮らしから、お届けしました。

魔法の質問
いつか行ってみたいと話していた場所は、どこですか?

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Filed Under: ライフスタイル, 旅 Tagged With: ライフトラベラー, 南フランス, ドライブ旅, 暮らし方, アンスイ, ホーム, 働き方

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プロフィール


マツダミヒロ

質問家。「魔法の質問」主宰。
時間と場所にとらわれないビジネススタイルで世界を旅するライフトラベラーでもある。 各国で「自分らしく生きる」講演・セミナー活動を行う。 著書は国内外で35冊を超え、年間300日は海外に滞在。

独自のメソッドの「魔法の質問」は世界各国に広がりインストラクターは5,000人を、 メルマガの読者は5万人を超える。 NHKでも取り上げられた「魔法の質問学校プロジェクト」では、ボランティアで世界各国の学校へ訪問。

『質問は人生を変える』(きずな出版)『賢人たちからの運命を変える質問』(かんき出版)ほか著書多数。
→著書をチェックする(Amazon)

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