ビジネスを広げていくことと休むことにどういう関係があるのかと、不思議に思う方もいるかもしれません。
ビジネスやサービスを大きくしていくには、自分がいなくても自動的に仕事が回っていくしくみをつくらなくてはなりません。
そのしくみができてきたかな?と思ったら、思い切って休んでみてほしいのです。

1. 休みは未来への投資の時間
もし、自分が2週間ビジネスを行わないとするとどんな状態になるのか、ということを考え、実際に体験してみてください。
ぼくも、今から数年前、思い切って2週間仕事を休んでみました。
最初は、休むこと、自分自身の動きを止めることに恐怖心がありました。
そこで、自分自身に「2週間休んでもビジネスが動くためには、何ができるだろう?」と質問しました。その答えを元に、自分がいなくても大丈夫なようにいろんな段取りをしていきました。
たとえば自分が電話を受けなくてもいいように、受付担当を決める。商品の発送が必要だったら、発送担当を決めて、チームをつくって仕事をお願いする。自分につくったゴリヤクのレシピを再確認してそれを使う人にきちんとお願いしておく。
そうやって準備をして休んでみたら、自分がそこにいなくても仕事がうまく回っていくことを知りました。
小さなビジネスの中で、「その人にしかできないこと」だけを提供していると、2週間休むことはなかなかできなくなってしまいます。やはり、チームをつくって多くの人に手伝ってもらったり、レシピ化をしたほうがいいと思います。
また、休むこと自体に罪悪感を持ち、そもそも休むことが無理だと思っているかもしれません。でも、休みは未来への投資の時間と考えてみてください。
もちろん仕事のことを忘れてゆっくり休んでもかまわないですが、休みのあいだに新しい商品を考えたり、今のビジネスの広げ方を再度見直したりすると、さらにいいでしょう。
あなたが取る休みは、単なる休みではありません。これまでやってきたことの成果を確かめる時間でもあるのです。そう考えて、ぜひ勇気を持って休んでみてください。
2. 想像してみる

2週間仕事を休むと、どんな状態になると思いますか?
2週間休むと、どんなことが起こるのか、どんな状態になるかを想像してみましょう。
どんな問題が起こりそうですか?
1週間休むと、どんな問題が起こりそうですか?
起こりうる問題が把握できていれば、休むこと自体は問題ではないかもしれませんね。
どんな対策をしますか?
どんな問題が起こるかがわかったら、その対策も考えてみましょう。
こんな準備をしておけば、こんな人に協力してもらえば、そんな準備をしていきましょう。
どんないいことが起こりそうですか?
休みを取ると、仕事にはどんないいことが起こりそうですか?
休むことで得られることを考えてみましょう。
3. 2週間も休むと思うと、罪悪感のようなものがあるのですが・・・
なぜ、そう思うのでしょうか?その原因に目を向けてみてください。
もしかすると、「みんなは働いているのに」とか「どんなふうに見られるだろう」とか、「お客様は逃げないかな」とか、そんな不安があるのかもしれませんね。
2週間の休みは投資です。
2週間休むことよりも、休める状態になることに意味があるのです。
また、休みを取って普段の仕事から離れてみることで、普段は気づけないことに気づけたりするものです。
未来への投資だと思って、休んでみてくださいね。

2週間休んで、何をしますか?
なかなか取れない休み。せっかくですから、大切にすごしたいですね。
どこで、どんなことをするのかを考えてみましょう。
2週間の休みで、どんな時間を過ごしたいですか?
休んでいる間、どんな時間を過ごしますか?その休みで、何を得られると嬉しいですか?
休みが終わったときに、どうなっていたいかをイメージするといいですね。
いつから休みたいですか?
具体的にいつから休むかを計画していきましょう。
いつか・・・では、いつまでもできないかもしれません。
どんな準備をしますか?
休みを取るために、どんな準備をしますか?
仕事を休むための準備、休んだ時間を大切に過ごすための準備、たくさんの準備が必要かもしれません。
やることをリスト化してみましょう。
上記の魔法の質問に答えてみる