会話が続かない、話がふくらんでいかない・・・。
そんなときは、話題の核になる「キーワード」を見つけましょう。
共通点さがしや、物事のきっかけを質問することで、答えの中に話を広げていく「種」が見えてきます。
1. 共通点を見つけるための質問
「類似性の法則」といって、好きなものや出身地など、共通点があると心理的な距離が縮まります。
相手との共通点を見つけるときは、抽象度の高い質問からしぼりこんでいくと会話が続きます。いきなり「野球」ではなく、「体を動かすのが好き → スポーツ → 野球」といった具合に、答えを聞いて掘り下げます。好きな食べ物などにも使えます。
① NG質問
野球は好きですか?
体を動かすことは好きですか?
これでもOK
・中華料理の中では、何が好きですか?
・旅行をするのは好きですか?
(「旅行好き → 国内・海外 → 具体的な場所」と展開)
② NG質問
ご両親はどちらにお住まいですか?
ごきょうだいはいらっしゃいますか?
つっこみ質問
・弟さんはおいくつですか?
・長男ならではの苦労もありますよね?
きょうだい関係の話は、会話の糸口になりやすいものです。ひとりっ子でも「長男・長女同士」という共通点があれば、同じ立場でもはずみます。
なお、家族の話は、兄弟姉妹のことから聞くのが無難。親御さんは健在とは限りません。
③ NG質問
料理は得意なほうですか?
料理をするのはお好きですか?
つっこみ質問
・どんな料理が評判いいですか?
・レシピを教えてもらえますか?
料理の話題は会話を盛り上げるネタのひとつですが、腕前をさぐるような質問はNG。できない人には失礼な場合も。
「好きかどうか」と尋ねれば上手下手は関係ありません。仮に嫌いな場合でも、「面倒ですよね」などと話を合わせられます。
2. 一対一だけでなく、周囲の人にも会話のバトンを渡す
① NG質問
Aさんのお話しは、興味深いですね。
Aさんのお話しは、興味深いですね。 Bさんはいかがですか?
これでもOK
・Aさんの立場だったら、Bさんはどうされますか?
集まりの中で1人が話を独占している場合や、話の輪にうまく入れない人がいるときは、周囲の人にも会話のバトンを渡す質問をしましょう。
発言者が増えることで言葉が行き交い、会話が活性化されれば成功です。
② Aさん、最近何かいいことありましたか?
みなさん、最近うれしかったことは何ですか?
これでもOK
・最近ほめられたことは何ですか?
・最近感動したことは何ですか?
社員研修などでも行われる、場の雰囲気がよくなる「ゲーム感覚」の質問。個人ではなく、その場にいる全員にポジティブな話題を聞くのがポイント。
全員が答え、周りから「そうなんだ」「いいね」とあいづちがあれば、場が盛り上がります。
akaz says
・体を動かすことは好きですか?
好きです。
1日1時間、自転車に乗るか、ウォーキングをしています。
走るなど、激しい運動は苦手なので、この2つが自分にはちょうどいいです。
運動をすると気分転換になるだけでなく、体もスッキリします。
・ごきょうだいはいらっしゃいますか?
妹が1人います。
・料理をするのはお好きですか?
料理はしませんが、レンジで温める、お湯をわかす、麺を茹でるといった簡単なものはできます。
・みなさん、最近うれしかったことは何ですか?
自分の興味があった仕事のジャンルができたことです。
知識を得ることができたので、それをもっと活用したいです。